守門岳は、標高 1,537mの袴岳を主峰に青雲岳、大岳、 中津又岳が一大山系を構成する越後屈指の名峰です。
ブナの原生林や高山植物、 冬の大雪庇など年間を通して様々な表情を見せる、登山者に人気の山です。春には、東洋一と言われる「大雪庇」を、 秋には色鮮やかな紅葉を目指して多くの登山者が訪れます。
大岳頂上には、守門大明神が祀られており、付近一帯には様々な高山植物が咲きます。主峰の袴岳からは、越後平野を眼下に佐渡島まで一望できます。背面には、浅草岳、越後三山、遠くは尾瀬燧ヶ岳(ひうちがたけ)、飯豊連峰などの眺めは壮観です。
守門岳(大岳)登山コース
保久礼(ほっきゅれい)コース
最も一般的なルートで、手軽に主峰袴岳へ登頂できるコース。
ブナの木に寄生する寄生木(やどりぎ)や、多くの野鳥が見られることで有名です。
【登山ルート】
保久礼 → キビタキ小屋 → 不動平 → 守門大岳
入塩川(いりしおがわ)コース
大小いくつもの川を渡り緩やかな登りと、壮大なブナの原生林が広がるコース。ブナ林を抜け稜線に出ると、守門岳北面が迫ってくる。中津又岳を経由し大岳までは、急緩の登りを楽しめる。
【登山ルート】
砂防ダム → 〆掛(しめかけ)→ ブナ林 → 雨晴(あばらせ)→ 中津又岳 → 守門大岳
※砂防ダムまで、車乗入れ可。
守門大岳山開き
例年5月第4日曜日、長岡市栃尾地域の保久礼登山口、入塩川登山口から守門大岳山頂までの各登山コースが山開きを迎えます。越後の長い冬の終わりとともに、いよいよ守門岳登山シーズンの幕開けです。
特に山開き当日は、各コースとも多くの登山客でにぎわうため、登山初心者の方でも安心して登ることができます。ぜひ、ブナ林の新緑と残雪が美しいこの時期、守門岳登山デビューしてみませんか。
※天候不良、体調不良の場合は「登らない勇気」も必要です。無理のない登山計画を立てましょう。
※比較的安全な守門大岳ですが、それでも遭難事故はゼロではありません。万が一に備え、雨具やカイロ非常食等の準備、登山カードの提出、保険への加入、そして、ご家族知人に登山計画を伝えておくこともお忘れなく。
詳細情報
開催日時 | 2024年5月26日(日)(毎年5月第4日曜開催) |
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山開き区間 | 保久礼登山口、入塩川登山口から守門大岳山頂までの区間 |
問い合わせ | (一社)栃尾観光協会 0258-51-1195(平日10:00~17:00、土日祝16:00まで) |
アクセス
レンタカー | 公共交通機関で登山口まで行くことは現実的ではないため、自家用車またはレンタカーをご利用ください。 |
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自 動 車 |
Googlemapで
パソコンは「出発地を入力するか、地図をクリック」に出発地を入力、スマホは「現在地」に出発地を入力することで、経路と所要時間・距離が表示され便利です。 |
交通情報 | 【保久礼登山口】 通行可能 【入塩川登山口】 通行可能 |